関東周辺 子供と温泉だよ
 癌治療(がん治療)に良い温泉、癌に効くとされる温泉

 日本では古来より病気になると「温泉」を湯治利用して病を治してきました。
 古くは京の天皇も道後温泉や別府温泉で湯治したり、武田信玄も温泉を傷ついた兵の治癒に使用したり、豊臣秀吉も長生きしようと有馬温泉を好みました。
 江戸の人は、湯治するために、長屋を引き払い、家財道具をすべて質屋に入れて、資金を調達してから、草津温泉で湯治したと言います。
 現在の湯治は短い場合で1〜2週間、長い場合だと6ヶ月〜1年以上湯治されるようです。
 子供と一緒に湯治するには非常に無理がありますし、1人であっても長い期間、遠い地にて湯治するにはそれなりの滞在費を捻出しなければなりません。
 湯治には、時間も必要でお金も掛かる為、温泉ソムリエの小生にとっても憧れに過ぎませんが、湯治ができる温泉地で、尚且つ「癌(ガン)」の治療、癌の治癒に適していると言われている、大変ありがたい温泉地を挙げてみました。


 玉川温泉

 玉川温泉はph1.2と強い酸性湯です。酸性湯により皮膚が炎症を起こし、その為白血球が増えて、その増えた白血球にあるリンパ球がガンと戦う免疫細胞に変化することがあると言われています。ただし、酸性湯に何日も入浴を続けると、皮膚の弱い部分(粘膜)がただれて痛くなります。例えば男性の場合は玉の皮が痛くなり、玉皮=玉川温泉の由縁でもあるのです。酸性湯の入り方に注意して湯治する必要があります。玉川温泉0.76マッヘ/kg。
 癌治療目的の方が玉川温泉を利用する場合には岩盤浴をする方が多いです。
 地面から蒸気も出ているところにある自然の岩盤浴で体を熱することにより、熱に弱いガン細胞を弱らせることができると言われています。なんでもガン細胞は43℃の熱で死ぬそうです。
 なお、玉川温泉の自然岩盤浴は。自然界の約3倍となる微量の自然放射線(ラジウム及びラドン)が出ており、放射能がガン細胞に影響すると考えられています。ただし、自然環境ですので場所や日によりラドン濃度が高かったり、低かったりとマチマチです。
 玉川温泉浴場内の放射線は0.3マイクロシーベルト以上、源泉付近では13マイクロシーベルト。温泉はph1.2なので飲むと歯が溶けて虫歯になります。
 岩盤は放射能を出している国の特別天然記念物で「北投石」と呼ばれており、台湾と玉川温泉と2箇所しかない、世界的にも貴重な石です。
 北投石のラドンはラドン222で、半減期も長くて4日と短く、体内に残ったとしても1ヶ月も経たないうちに消滅する放射能です。がん、糖尿病、リューマチ、不眠症、皮膚病などによく効くと言われています。
 玉川温泉を自宅のお風呂で再現できるような人工温泉装置や、 玉川温泉の岩盤浴を再現した玉川温泉の岩盤浴と同じ力[0.58]の低線量放射線発生装置もあるようです。

 

 増富温泉

 ラドン含有量世界一と言われる温泉が増富温泉で、ガン治療目的の方は、温泉を飲む場合が多いです。
 最も古い「金泉湯」では、30℃前後の冷たい源泉に1時間以上入浴して、呼吸により水面から5cmほどの高さに漂うラドン気体を口から吸う事で取り入れ、また、温泉からも皮膚吸収できると言う事になります。
 そして、源泉を1日に一合ほど飲用すると良いそうです。金泉湯はお遊びで訪れる温泉ではなく、真剣に病を治したい方向けの温泉ですので、念のため忠告致しますが、残念ながらこの金泉湯は現在廃業しています。
 かつて、戦前にはラドン=12800マッヘ/kgを誇りましたが、その後、その源泉は枯渇。現時点での最高は老閣岩風呂(49号泉)=730マッヘ/kg。不老閣岩風呂 飲泉用=196マッヘ、不老閣内湯=10.4 マッヘ、 金泉閣=9.8マッヘ/kg。金泉湯ラドン=3.6マッヘ/kg。増富の湯ラドン=0.23マッヘ/kgとなります。
 ラドン入浴を自宅で可能にした装置もあるようです。
 ※マッヘは放射能の濃度

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 三朝温泉

 1164年に発見された歴史を誇る温泉で、ラジウム含有量が多いです。三朝温泉地の住民のガン死亡率は37年間の統計の結果、全国平均の約1/2であると調査結果も出ています。
 源泉が約60℃と高温の為、ラジウムが良く溶けており、湧出してから空気中に気化するラドン量も多いとされ、最高検出ラドン=683マッヘ/kg。平均32.3マッヘ。
 温泉水中のラジウム→気化してラドンガスに→呼吸で肺に入る→肺から血液中に→全身の細胞内に行き体内の老廃物を除去→自律神経の復調→自然治癒力の向上と言う仕組みです。
 更に、飲泉も併用すると良いです。
 発見の湯「株湯」=142マッヘ/kg。旅館大橋 ラジウム=80マッヘ/kg 、トリウム=450マッヘ/kg。木屋旅館=35.1マッヘ/kg, 71.5℃, 飲泉可。清流荘 35.1マッヘ/kg, 57℃, 飲泉可。たまわりの湯(旧 菩薩の湯) 38.5マッヘ/10.9マッヘ/28.9マッヘの3つの混合泉。

 池田温泉(池田鉱泉)

 源泉16℃の鉱泉だが、放射能量が多いです。池田ラジウム鉱泉8号泉を使用の特別養護老人ホームさわらび苑が、6640マッヘ/kg。
 池田ラジウム鉱泉(島根県)3号泉 183マッヘ/kg。放泉閣の 内湯で 飲泉可です。


 猿が城温泉(鹿児島県)   711マッヘ、飲泉可
 いいだ温泉湯里湖(長野県) 652マッヘ
 ロウソク温泉(岐阜県)     556マッヘ、飲泉可
 三瓶・志学温泉(島根県)    241マッヘ
 原田温泉ゆうじんの湯(広島県) 187マッヘ
 やわらぎの湯(福島県)      56マッヘ
 関金温泉(鳥取県)        53.6マッヘ
 二股ラジウム温泉(北海道)   5.47マッヘ
 村杉温泉(新潟県) 薬師乃湯3号井 204.7マッヘ ;全旅館に引き湯, 26℃, 湧出量 483L/min
 村杉温泉 薬師乃湯1号井 54.7マッヘ;薬師乃湯と村杉共同露天風呂, 25.2℃, 91.8L/min, 飲泉可
 栃尾又温泉(新潟県) 下の湯(霊泉の湯 51.4マッヘ ; 37℃, 湧出量 102L/min, 飲泉可

 

 やわらぎの湯

 いかりや長介さんもガン治療にと湯治した温泉。湯治ラジウムが放出されている岩盤浴が主体の温泉で、岩盤浴と温泉と交互に入るのが基本です。岩盤浴では、患部に直接岩盤が当たるようにします。
 強い岩盤浴で0.45〜0.50マイクロシーベルト、弱い所では0.1〜0.20マイクロシーベルトと言われています。
 岩盤から放射線が出ている温泉は、日本で玉川温泉とこのやわらぎの湯だけで、温泉のマッヘ(放射能の濃度)は玉川温泉より多いです。
 温泉を飲める大浴場飲泉場では54.02マッヘ/kg
 平日、休日問わず、駐車場や岩盤場に入れない人が溢れています。

 ※シーベルトは被爆した際の影響を表す単位です。電球からも放射線は出ており、日本における自然界での年間被爆量は約14200マイクロシーベルト。ラムサールは世界最高で年間約260000マイクロシーベルト。
 胸部X線で1回50マイクロシーベルト、CT撮影全身で1回約700マイクロシーベルト、成田−ニューヨークの1往復で約190マイクロシーベルト。
 で、レントゲン撮影などの年間許容範囲(日本)は1000マイクロシーベルト、人間の胎児に異常が出現する可能性が出始めるのが最少量で100000マイクロシーベルト。広島原爆の爆心地から約1200m前後で、被爆量100000〜400000マイクロシーベルト。

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本当に温泉でガンが治るのか? 良くなるのか?

 温泉で湯治された方の「ガンがなくなった」と言う体験談にもとづき、上記の温泉がガンに効果があると言うことであり、実際に温泉に入浴することで癌を克服できたり治癒するかどうかは科学的に実証できていません。
 しかし、医学という分野で、科学的に解明できているのは全体の10%に過ぎず、あとは、何がどんな病に効いたなどの経験上や実検上から運用されています。
 ラドンによる治療で効果が期待できるのは慢性リンパ性白血病と非ホジキンリンパ腫の治療には有効かも知れないが、ラドンを吸う事で肺がんなどになる確率は増えると言う研究結果もあります。
 このように、温泉そのものがガンに効くと言う事も科学的には解明されていませんが、先人の経験上から効果が期待できると言われているのです。ただし、温泉による直接効果だけでなく、普段忘れがちな自然に触れたりすることでストレスが軽減されたり、長期滞在による精神的な安定や、自宅では難しかった規則正しい生活、同じような病に立ち向かう人々と話をしたりして、生きようと言う気力が増すなどの精神面の向上も大きく影響しているものと推測致します。
 その為、現状では温泉湯治だけで癌が完治するとまでは、正直、言えないと小生は考えます。しかしながら、良湯への温泉入浴は体内にある自然の免疫力を高めますので、多少なりとも延命効果があり、そこに「病は気から」という言葉があるように「どうしても治したい」「何が何でも生きたい」という本人の執念こそが、病に打ち勝つ為に最も必要なものであると確信致しております。
 現在、癌と戦っている患者様には酷な言い方になると存じますが、抗がん剤も延命の為の薬であり、癌を完治させる医薬品ではありません。小生自身、実際問題、家族や親族をたくさん癌で失っています。
 これらを総合的に考えると、やはり日本の恵まれた自然環境の1つである「温泉」と言うものを、病気になる前の普段から「温泉」を活用して、ストレスを軽減したり、免疫力を高めたりしておくことが一番大事であり、病気になってから温泉を利用するのではなく、病気にならないよう平素から温泉を定期的に利用すると言う事が大切だと思い知らされます。
 湯治は原則として自己責任が基本です。江戸時代の湯治客は、宿に入ってまず最初に「死んだらこの地に埋葬して構わない」と言う念書や「死亡した際の連絡先」を書かされたそうです。
 なお、湯治を行うと腫瘍マーカーが上昇すると言われています。なんでも腫瘍マーカーは死んだガン細胞も測定してしまうからだそうです。
 ちなみにオーストリア及びドイツでは放射能泉のラドン吸入が医療行為として認められています。その適応は慢性リューマチ疾患、慢性筋肉・腱・変形性関節症、神経痛、慢性神経炎、慢性強直性脊椎症、脊椎症、脊椎関節症、運動器のスポーツ障害、末梢循環障害、難治性創傷、歯周炎、内分泌腺障害(更年期障害、性器発育不全、脂肪沈着性発育不全、性的不能、不妊症など、多岐に渡ります。
 ただし、アメリカではラドン蒸気は肺ガンの原因と言う見方をしており、実際問題、ラドンの温泉街に住む方の肺がん率は高いとする研究結果もありますので、ラドン療法も必ずしも副作用がないとは言えないようです。なお、自然のラドンは、その日によって濃度が異なります。
 また、温泉には天然の有毒物質がが含まれている場合があります。例えば「ヒ素」です。湯治で毎日温泉を飲泉するような場合には、体内に取り入れてしまうヒ素などの有毒物質にも注意する必要があります。
 そういう意味では、飲用するのではなく「吸引」など、ラドンの蒸気を吸い込む方法などが適しているとも言えます。

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温泉による温熱療法が免疫力を高めるのか?

 放射能とは関係のない、草津温泉の時間湯(湯治)でも癌などの病気が治ったと言う話も聞きます。
 草津温泉にはラドンはほとんど含みませんが、玉川温泉と共通する点を見つけると「強酸性」「高温」があります。すなわち、酸性により皮膚がただれるなどして、体内に高温が伝わりやすくなり、熱さに耐える「温熱療法」が病気に勝った?と言う側面もあるのではと存じます。
 やわらぎの湯でも温熱効果を高めるため44℃〜48℃とわざわざ高温に加温しており、玉川温泉も源泉は98℃と高温の酸性湯であり、草津温泉も源泉は90℃以上の高温の酸性湯で有名で、充分に冷めないまま浴槽に注がれている事が多々あります。
 よって、疲労回復には38℃位の、ぬるい湯が良いのですが、病気に立ち向かう場合などで免疫力を高める場合には、ある程度「高温の湯」に浸かるのが良いものと推測致します。
 癌細胞は43℃以上の熱の中では死滅します。ただし、42℃ではほとんど大丈夫ですが、残念ながらガン細胞以外の正常な一般細胞も43℃に達すると死滅します。
 しかしながら、43℃に達した一般組織では、血管が拡張して血流を増やすことで熱を下げる機能が働くので、一般細胞は1〜2℃下がります。これで、43℃の環境でも一般細胞は生き残り、癌細胞は死滅するのです。
 がん組織の血管は既存の血管から新しくできた新生血管なので、一般細胞の血管のように拡張せず、熱を下げられず、43℃の熱が加われば癌組織は死滅すると言う事なのです。
 ただし、42℃と43℃とたった1℃差で人間の生命に関わりますし、実際問題、皮膚表面が43℃になっても、体内奥深くはそこまで温度が上がりません。よって、43℃の治療は非常にリスクも高いです。インフルエンザやカゼなどで高熱を出したときも、熱が40℃以上になった場合はすごく注意する必要があるのと同じです。体温が39度以上になると、脳の活動に影響がでてきます。41度を越すと、普段から高温の肝臓が機能を失います。
 よって、むやみに体温を43℃にすることは、命を落とす可能性が高く大変危険です。体温計の最高温度表示を見て下さい。42℃までしか測れません・・・。42℃以上は、既に死んでいると言う事なのです。

 しかしながら、43℃にするような過度な温熱ではなく、適度な加温療法は良いようでして、体温より5℃以上高い温泉などに入ると癌細胞に対して効果があるとされます。
 理由は下記の通りです。
 体内が熱を帯びると、がん細胞に熱ショックタンパク質が誘導されて、これが癌細胞を攻撃するリンパ球の標的になる、と考えられています。すなわち、適切な高温の温泉で湯治するという事は、体内の免疫力が高まる効果があると言うことなのです。
 よって、病気になる前、日頃よりたまには高温のお風呂に入ったり、高温の温泉に浸かる事が大切なのかも知れません。

 以上、これらの事を充分理解したうえで、病になる前から温泉を有効に活用して頂きたいところですが、最後には「自己責任」であることは言うまでもありません。

 ※効果などには個人差があり、必ず効果があると保証するものではありません。また、湯治や温熱療法・ラドン療法などを行う事は自己責任であり、病によっては逆効果と言う場合もあり、命に危険をもたらす可能性もあります。特に妊婦さんは辞めた方が無難です。当方では一切責任を負いかねますので、治療中の方でなくても、必ず医師に相談の上、行動することを強くオススメ申し上げます。


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