関東周辺 子供と温泉だよ
 幼児・子供の温泉入浴マナー


子供連れ・幼児連れでの旅館・ホテル宿泊マナー

 旅館やホテルでたまに部屋でうるさい子供たちを見かけます。
 しかし、旅館やホテルなどは様々な方が利用されますので、自分たちだけ勝手なことをして良いと言う訳ではありません。
 短い時間、少々くらい、はしゃぐのは仕方ないとしても、他の客と一緒になる場所で騒いだり、夜間や早朝に音を出したりするのは慎まなければなりません。
 部屋の中では、夜間や早朝に、走ったり、はしゃいだりしない。大声を出さないなどの注意が必要です。特に階下の部屋にはその騒音が響いてしまいます。
 ロビーや廊下、浴場などでも、子供が騒いだり、大声を出したり、走り回ったりしたら、きちんと親が注意を充たえ、静かにさせるのも教育です。
 親が注意をしないと、苦情を言われることもあるでしょう。そんな時は、相手の言葉を真剣に受け止め、謙虚な姿勢で対応しなくてはなりません。逆ギレでもしたら、それこそ「バカ親」となってしまいます。
 一番行ってはいけないのは、お金を払っているのだから!と言う態度を取ることです。

入浴マナーを守ろう

 浴室にはタオルを1枚持参します。浴室に入ったらまず「かけ湯」で、体を熱い湯にならします。そして、カラン(洗い場)で体を洗ってから、浴槽へ入るのが基本マナーです。
 ただし、アルカリ性温泉なら体は手に石鹸をつけて洗う程度にして、タオルは使わない方が温泉効果を高め、肌にもやさしいです。
 なお、タオルは未使用でも湯に入れるのは衛生上も良くなくマナー違反です。
 もし、体を洗わずに浴槽へ入ったり、タオルを浴槽に入れるとタオルに付着しているレジオネラ菌を浴槽に入れてしまう恐れもありますので注意しましょう。

 浴槽から脱衣所に上がる前にはシャワーなどは浴びず、温泉浴槽から出たまま=温泉成分が身体についたままの方が温泉効果が残ります。ただし、浴室から脱衣所へ出る際には、持参したタオルで身体の水分を拭き取ってから上がりましょう。

 脱衣所、休憩室、特に仮眠しているような静かな場所で携帯電話の通話をする大人も見受けられます。脱衣所で携帯電話を使用すると写真や動画撮影していると疑われることもあります。携帯電話はロビーなどに出て使いましょう。

乳幼児・幼児・小学生など特に注意したい入浴マナー

 幼児や子供と一緒に入浴すると、子供にやさしく声を掛けてくださる大人もいますが、大人全員が幼児や子供の入浴を歓迎していると勘違いしてはいけません。中には、せっかく保養や安らぎを求めて入浴しているのに、騒いだりする子供が入浴するのは迷惑だと考える大人もいます。特に、子供を1度も持ったことがない大人にそのような傾向が高いと言えます。
 施設側が子供の入浴も許可している以上、子供にも大人同様にサービスを利用する権利がありますが、やはりマナーを守って入浴する・利用すると言うことは、自分の子供が正しい大人になる上でも大変重要な教育であり、子供がマナーを守るかどうかは管理者である親の責任です。
 子供の大声や走る姿、扉を開けたあと閉めない、赤ちゃんの泣き声など入浴によるクレームは多い為、最近は小学生まで入浴不可なんて施設も出始めています。

 施設によっては子供が親と一緒に公共入浴する場合、異性同士を禁止している施設もあります。また、条例などの法律による禁止している自治体もあるので、指示や表示には従おう。例えば、神奈川県なら条例(法律)で10歳以上は異性との混浴を禁止しています。

 プールではありませんので、浴槽で子供が泳いだら、親がきちんと注意するのは当たり前です。
 子供なので仕方が無い、すいているし、子供がうれしそうなのでちょっとくらい良いだろうではなく、教育の一環として、小生は誰も入浴していない浴槽でも絶対に子供には泳がせず、静かに入浴させます。正しい入浴法で、当たり前の事だからです。
 なお、子供の耳は未発達ですので、40℃前後と高温のお風呂で泳ぐと「中耳炎」になる恐れがありますし、お湯を少しでも口から飲んでしまえば、余計な雑菌類を体内に入れてしまうことにもなりますので、お子様の健康上も好ましくありません。
 また、浴室などの床は濡れていて滑りやすいので、入浴する前に走らないよう子供に注意しています。転倒して頭でも打ったら大変です。

 幼児は入浴前に必ずトイレを済ませましょう。
 乳幼児は特にオシリを良く洗いましょう。オムツが取れない乳幼児が浴槽へ入ることを禁止している施設では、浴槽へ赤ちゃんを入れることはできません。ただし、オケなどを使い、温泉を汲んで身体に掛けてあげる程度は問題ないです。

 施設によってはベビーバスが置いてあります。そのベビーバスに温泉を汲んで赤ちゃんを入浴しても良いですよと言う物です。ルールは守りましょう。

 子供と一緒に入浴する場合は、施設を訪れる前に下記の事項を教えておくのも保護者の義務です。
 1.体を洗ってから湯船に入る
 2.建物内や浴室などで走らない
 3.大声で話さない
 4.湯船では泳がない
 5.タオルを湯船に入れない
 6.混雑している時は洗い場などを長時間占領しない
 7.湯上り時はタオルで体を拭いてから脱衣所に行く
 以上の事項くらいは事前に教育しておいて、入浴中にも気をつける必要があると存じます。

 万が一、子供のことで周りの利用者に叱られる事があったら丁重に謝罪しましょう。逆に腹を立てたり、逆切れしてはバカな子にバカな親だと思われるのは当たり前なのでそうならないように。

 小生の場合は、家庭内では黙認するような事項でも、温泉や公共施設などでは少し厳しく子供に注意を促しています。もちろん、大声で注意することはマナー違反ですので、周囲の大人に聞こえる程度の大きさの声で、常に注意を与えています。そうすることで、子供を嫌う大人にも「あの子の親はきちんと注意をしている」と言う印象を与えることにより、例え子供が少し迷惑を掛けることになっても、穏便に見てくれるのではないかと存じています。それが功をなしたかどうかは分かりませんが、今までも1度も入浴中などに他人から注意をされたことはありません。
 もちろん、大人がしっかりマナーを守れて、初めて子供にも注意を促せるのですが、その大人でもマナーを守れていない方が時々見受けられもとても残念に思うのも事実です。

熱がある幼児は温泉入浴させない

 アメリカやヨーロッパなどでは発熱時でも体温よりやや低めの「ぬるめの湯」に入れて体熱を下げると言うのが一般的で、発熱時に入浴を禁じる絶対的な理由はありません。
 しかしながら、せっかくの旅行だからと熱がある幼児を無理に温泉へ入浴させた結果、症状が悪化し、その子の両耳の聴力を失った(聴覚障害者)と言う家族を存じております。
 ひとときの安らぎを家族で楽しもうとしたところ、その子の一生を左右する重大な結果を招いた悲しい例です。
 恐らくはカゼを引いてその細菌が耳に入り中耳炎で発熱があるところ入浴した結果、湯ざめなどで更に症状を悪化させてしまったとそのお母さんは語ります。
 中耳炎は生後0歳〜5歳くらいまで掛かりやすく、特に赤ちゃんは自分で痛いと言えないので注意が必要です。大人ならともかく、幼児の場合、38℃以上の熱があるときは無理して入浴させないほうが無難と言う事を頭の片隅に記憶して置いて頂けますと幸いです。

幼児と温泉入浴の際、持って行くと便利なもの

 初めての長距離移動でしたら、子供が「乗り物に酔うかも」と言う想定が必要かと存じます。
 幼い子供は「酔った」と自分で分からないので「お腹が痛い」と言ったり、言わなくても息が荒くなったりします。そのような時には酔ったのかな?と言う事も考えてあげるにしましょう。いざと言う時の為にビニール袋はすぐに取り出せるようにしておくと良いです。
 また、幼児でも長距離の移動は疲れますし、急に「トイレ」と言い出すこともありますので、こまめに休憩を入れることも大切です。
 温泉旅館に宿泊する場合の持ち物としては、普段、公園遊びする際の持ち物(タオル、着替え、帽子、日焼け止めなど)にプラスして、ハブラシや、念のためカゼ薬もあると良いです。
 宿泊場所によっては寝具無しの子供料金の場合、浴衣はないと思わなければなりません。その場合はパジャマも持参する必要があります。寝具つきの料金にしても、0歳〜4歳位の場合、子供用浴衣のサイズがあわないと言う事もあるので事前に問い合わせるか、パジャマを持参するかの対応が必要です。
 小生が宿泊の際、一番気を使ったのは赤ちゃんの夜鳴きです。
 夜鳴きは他の宿泊客の迷惑になりますので対策が必要です。夜に泣き出したときにはテレビをつけて見せると応急処置になるかと存じます。
 お子様の温泉入浴に際しては、入浴前と入浴後に水分補給をさせるのは当たり前ですが、一番肝心なのはその泉質にあった入浴法です。
 酸性湯の場合、アトピーには良いですが、皮膚が弱い子供は長湯は禁物で、短時間の入浴に留めることが重要です。湯上がり時にシャワーで体の温泉成分を流してしまうのも効果的です。
 強塩泉の場合、塩分が濃くて体内の水分がすごく奪われますので、水分補給を入浴前にも行い、もちろん入浴後にも充分水分補給させることが重要です。
 のぼせてしまったら、冷たい水につけたタオルで頭を冷やすと効果的です。
 泉質によってはひ素などが含まれる場合がありますので、温泉を誤って飲まないよう注意もひつようです。

総評

 アメリカや西欧諸国では、家から外に出ると、どこに行っても子供は優先・優遇される姿勢が市民に定着しています。その為、温泉などの公共施設や宿泊施設などを訪れると、子供はどこでも歓迎されますが、残念ながら日本は子供を温かく迎え入れると言う姿勢がまだまだ浸透していません。 その理由には、親が子供に対してしっかりと責任を果たしいない、社会マナーを子供に守らせていないと言うことなどがあるかと存じます。
 例えば、旅館やホテルの部屋や、浴室で子供が騒いでも叱らないなど・・。
 子供を管理する親が責任を持って子供と一緒にマナーを守り、他の利用者の迷惑にならないよう注意する必要があり、まずは親がしっかりマナーを守り、子供にもマナーを守るよう教育できてこそ、市民に温かく子供が迎え入れられるのかも知れません。


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