関東周辺 子供と温泉だよ
 酸性湯・酸性泉 酸性の話


酸性泉は日本の宝

 日本に限らず、ヨーロッパやアメリカでも温泉があるが、火山が多く、温泉水のもととなる雨が多く降る日本では、豊かな湧出量の高温泉に恵まれており、世界の中でも珍しい温泉大国なのだ。
 とくに日本の温泉の泉質は多様に渡り、大変個性豊かなことでも知られ、日本の温泉は味わい深いものがあり、世界に誇れる資源である。
 そんな日本でも高温で強い酸性を示す酸性泉は、数えるほどだが、それでも世界と比べると大変多く存在し、火山性温泉が豊富な日本の温泉資源の優れた特長と言える。
 なんといっても酸性泉なら、入浴施設の大敵であるレジオネラ菌なども繁殖できない抜群の殺菌力を持つ。強酸性泉は日本が誇れるすばらしい温泉であり、是非皆様も酸性湯を堪能して頂きたい。


酸性の話

 水素イオン指数pH7.0が中性、数字がph3.0など小さくなると酸性、逆に数字がpH9.0など高くなるとアルカリ性となる。pHは0〜14の値の範囲。
 日本の水道水は中性のpH7.0が多い。

 例えば草津の湯はpH1.6〜2.3の強酸性の為、1円玉を源泉に浸しておくと、溶け出して、1週間で消失してしまう。貴金属を身に着けて入浴でもしたら、入浴中は変化が無いように思えても、しばらくすると金属は変色してしまう。
 ケガをしても酸性の温泉水を皮膚に掛ければ消毒になるので、草津に住む人は市販の消毒液を買ったことがない。大腸菌でも5分〜10分程で全滅する殺菌能力を持つ温泉なのだ。
 ただし、酸性湯は歯に悪いので、酸性湯の味を試そうなどと、口に含むのは好ましくない。

 ちなみに人間の胃液は塩酸に似ておりpH1.0〜2.5程度と言われているが、平均はpH1.8〜2.0程度。要するに自分の胃液のpHよりも数字が低い強酸性温泉を飲むと胃に穴が開く。ちなみに人間以外の動物はもっと胃のpHが酸性なので、人間なら下痢しそうな食べ物を、犬や猫が食べても平気な訳なのだ。

 人間の歯のエナメル質が溶け出すのはpH5.6。人間の唾液pHは5.5〜8.0の範囲だが、通常はpH7.3前後。唾液が口内にたまるとアルカリ性になり虫歯になるのを防ぐ。
 ただし、砂糖類が含まれる食品や、酸性度が強い飲み物を飲むと、数分後に口腔内はpH4.0〜6.0に傾き、その後ゆっくりと約1時間かけてアルカリ性に回復する。その際、pH5.6以下の時に虫歯になりやすいという事なのである。
 かといって、ジュースを飲んだり、グレープフルーツやチョコレートなどを食べた直後、すぐにハミガキをするのは良くない。酸性になっている口内では、上記で説明した通り、歯のエナメル質が溶け出している。その時に、ハミガキすると、エメラル質を更に剥ぎ取ってしまう可能性が高い。これが積み重なると、ハミガキをしっかり行っているにも関わらず、次第にエメラル質が失われ、直接歯の神経を刺激してしまう状態=「歯がしみる」状態になってしまうのだ。
 よって、チョコレートや酸性の飲食をしても、唾液により中和されるのを待ってからハミガキをした方が無難である。要するに食後30分経過してからハミガキをする事が重要なのである。
 例えば、デンタルガムは酸性に傾いている唾液をアルカリ性に変える働きを促進させて、普段から虫歯予防をする事は効果的だ。唾液の分泌が悪くなった高齢者にも大変有効。

 人間のからだ(体)じたいは、pH値7.35〜7.45を常時保つようになっており、血液はpH7.4前後。
 レモンのしぼり汁(クエン酸)はpH2.0〜3.0。食塩pH2.6。梅干pH2.8前後。アルカリイオン飲料やコカコーラは糖類が多くpH3.5、ビールはpH4.0〜4.5、牛乳はほぼ中性でpH6.4〜7.2。
 ただし、酸性の食べ物、アルカリ性の食べ物などをどんなに食べても、血液のpH値は7.4前後で、過剰分は尿などで排出される。
 雨は通常pH5.6でそれ以下の場合を酸性雨としている。日本の都会の雨はpH4.0程度の場合も。降りはじめの雨は特に酸性度が強い。人間の肌は酸性に傾いても最大pH4.0なので、それより強い酸性雨だと、頭皮などに影響がでる。

 海水は平均でpH8.3前後だが、二酸化炭素が溶け込むと言う温暖化の影響で徐々に酸性度が増している。
 人間の涙はpH8.2。石鹸水pH9.0〜10.0。マジックリンは強アルカリでpH13.5。
 ちなみに青色のインキはpH0.8〜1.3と、身近なものでは一番酸性。
 
 肉や魚などは酸性食品。野菜や果物などはアルカリ性食品なので、バランスよく食事をすることが「歯」や「胃」には一番大切なのです。


酸性の温泉の入浴法

 pHが1.0〜2.0程度の酸性湯に入浴すると、強烈な殺菌力で皮膚を清潔にしてくれるので、アトピー(キズ)に効果があったり、体を洗わなくても体はキレイになりますし、頭に酸性湯を掛ければそれだけで頭皮もキレイになる。ただし、それだけ肌(皮膚)に影響を与えるのが酸性湯。
 その為、酸性の温泉の場合、入浴法には注意をしなくてはならない。
 まず、体に傷口があると温泉が染みて痛いと感じるので、最初は温泉を桶に汲んで、体に掛ける程度で様子を見ると良い。
 もともと肌が弱い場合は、最初は桶にお湯を汲んで足湯を試す。なお、酸性湯の場合、長湯は禁物。1回の入浴時間は短めにして、1日3回程度入浴するのが最も効果的。
 特に子供は皮膚が大人のように丈夫ではないので、体中がかゆくなってしまう場合=湯当たりになりやすい。幼児だと体がかゆいと泣いて、体かいてしまい、皮膚の状態をさらに悪化さる。
 最初は1分〜3分間の入浴にして様子を見たり、数分以上長湯してしまった場合や、頭に酸性湯を掛けた場合などには、湯上り時にシャワーを掛けて皮膚を中性に戻すなどの工夫をすると良い。

 日々の生活にhappyをプラスする|ハピタス


 記載内容は小生が訪れた時点のもので、参考までに公開致しております。実際には異なる事項などがあっても、一切責任を負いかねます。施設側により改善・変更されている場合もありますので、施設HPなどをご覧の上、訪れるようお願い申し上げます。ポリシーはこちら

関東周辺 子供と温泉だよ